腸脛靱帯炎をきっかけに、足の使い方を根本から見直しました。
選んだのは、足を鍛えながら治すという逆転の発想と、ベアフットシューズVivobarefoot。
この記事では、約1年間履き続けて感じた変化を、以下の5つの視点でまとめています:
・なぜVivobarefootを選んだのか
・初めて履いたときの感覚と身体の変化
・ランニング時の接地への気づき
・履き続ける中で起きた筋力や感覚の変化
・普段使いとしての魅力と継続の理由

1|きっかけは腸脛靱帯炎
腸脛靱帯炎によって歩くことすら不便していた2024年春.。
まずはネットで要因と対策を調べました。
マッサージやストレッチ動画を試すも改善せず。
信頼する整体師のアドバイスと施術で、ようやくジョグが可能に。
そんななか、普段から駆け込み寺として頼っていたYosemiteの店主に相談し、”足を鍛えながら治す”という選択肢を得ました。
そこで選んだのが、“Vivobarefoot(ビボベアフット)”というベアフットシューズ。
それから約1年、普段の生活やトレーニングの中で履き続けるうちに、驚くほど多くの“気づき”がありました。
2|履いた瞬間わかる「地面の硬さ」
最初に足を入れたとき、はっきりと感じたのは”地面の硬さ”でした。
対自然にある遠慮のない地面の硬さ。
クッションに守られていた以前のシューズとは違い、地面の感触が容赦なくダイレクトに伝わってきます。
- 足裏がどこに当たるか
- どう着地し、どう抜けるか
- どの筋肉を使っているか
”足が勝手に気づいてくる”そんな感覚に驚かされました。
3|歩き方も走り方も変わる
従来の踵着地(ヒールストライク)では、骨に響くような衝撃が起こる。
逆にフォアフットで走ると、今度はふくらはぎが限界に。
自然と、ミッドフット着地(足裏中央)に変わっていきます。
クッションの有無でここまで変わるのか――身体が学び始めました。
結果、無理なく「ミッドフット」に最適化されていく感覚があります。
地面に足が触れてから、離れるまで。
その一連の流れで最も重要なのが「足首」だと気づきました。
- 体重を支える足首
- 地面を蹴る足首
どちらの動きも、ベアフットでは逃げ道がない分、研ぎ澄まされる。
その結果、自然と重心が下がり、姿勢が整い、「一歩を大切に踏み出す」感覚が身についていきました。

4|脚が、確実に強くなった
最初の数週間は、ふくらはぎの疲労が圧倒的でした。
腓腹筋(ふくらはぎ表層)、ヒラメ筋(ふくらはぎ深層)への負荷が増し、日常の移動も筋トレ状態。
しかし、徐々に脚全体の耐久力が向上。
結果、腸脛靱帯炎の一因だった筋力不足が解消され、今では当時の2倍以上のトレーニングを痛みゼロで行えています。
5|日常にとけこむシンプルな一足
Vivobarefootの魅力は、機能だけではありません。
洗練されたデザインは日常着にもなじみ、履く場面を選びません。
そして何より――
足裏への刺激、地面からの情報量、それ自体が楽しくてクセになる。
【まとめ】
”気づきの連続”。それがベアフットシューズとの1年でした。
疲れる。でも、気持ちいい。
履くたびに新しい感覚があり、毎日の中で「身体の使い方」が洗練されていく。
Vivobarefootは、ただの”靴”ではありません。
”「身体を育てる道具」”です。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
少しでもあなたの足や走りのヒントになれば嬉しいです。
もし興味を持った方は、まずは日常の中での1足から取り入れてみてください。
足が地面を感じるたび、新しい一歩が始まります。

コメントを残す