
vibramソールとは何か?なぜ注目されるのか?
・トレイルを駆けるランナーや険しい登山道を歩くハイカーにとって「滑らないこと」は命に関わります。
・そんな中、多くのシューズブランドが採用する””vibram(ビブラム)ソール””。
・本記事では、vibramソールの歴史、機能性、そして他ブランドとの違いを解説します。
Vibramの歴史|滑落事故から生まれたイノベーション
・vibram社は1937年、イタリア人登山家ヴィターレ・ブラマーニ氏によって創設。
・背景には、当時の登山仲間6人の滑落事故死という痛ましい事件。
・それを教訓に、**世界初のラバーソール「Carrarmato」**を開発し、登山靴業界に革命を起こしました。
普及のきっかけ|登山からトレイルランニングへ
・登山界での信頼獲得:K2登頂(1954年)
1954年、イタリア登山隊がK2の初登頂に成功。
この際、彼らはVibramの「Carrarmato(カラルマート)」ソールを装備していました。
この成功により、Vibramソールは過酷な登山環境でも信頼できる装備として広く認知されるように。
・トレイルランニング界への進出:MEGAGRIPの登場
Vibramはトレイルランニング市場にも進出。
特にVibram MEGAGRIPソールは、濡れた地面や岩場での優れたグリップ力が評価されています。
現在は、HOKAの「Speedgoat」やALTRAの「Lone Peak」など、多くのトレイルランニングシューズにVibramソールを採用。
Vibramソールの主な技術と特徴
ソール名 | 特徴 | 採用例(ブランド) |
MEGAGRIP | 濡れた岩場でも滑らない 抜群のグリップ力 | ALTRA, HOKA, La Sportivaなど |
LITEBASE | 約30%軽量・約50%薄型 でも耐久性維持 | スピード系トレイルランシューズ |
XS Trek Evo | 街〜山まで対応する柔軟な汎用モデル | FiveFingers、普段履きシューズなど |
Idrogrip | 渓谷などウェットエリア向け | アクアスポーツ・沢登りシューズなど |
全21種類の中から抜粋しています。全種類確認したい方はこちら(Vibram HP)
競合ソールとの比較
ソール名 | 開発元 | 特徴 | 比較ポイント(vs vibram) |
Contagrip | Salomon | 軽量・グリップ・耐久 のバランス型 | ウェット性能はvibram有利 |
G-Grip | inov-8 | Graphene配合で耐久性特化 | 岩場では同等、乾燥地向き |
Michelin Soles | Michelin | 車のタイヤ技術から派生 | 柔らかさではやや不利 |
結論:濡れた地面での総合力なら、Vibram MEGAGRIPが現状トップクラス
Vibramソール搭載のおすすめトレランシューズ(2025年版)
以下、全て**MEGAGRIP × LITEBASE = はい最強**のシューズ達です。購入のご参考までに。
・NNormal – Tomir02(MEGAGRIP × LITEBASE = はい最強)ブランドページはこちら
・NNormal – Kjerag01(MEGAGRIP × LITEBASE = はい最強)ブランドページはこちら
・ALTRA – MONT BLANC SPEED ブランドページはこちら
・HOKA – MAFATE SPEED 4 LITE ブランドページはこちら
デメリット
・グリップ力は高いが、ソールが硬めに感じるモデルもある
・高性能ゆえに価格が高め
・岩場で削れやすいことも(ただしMEGAGRIPは比較的耐久性も良好)
まとめ|あなたにとってvibramソールは必要か?
こんな人におすすめ:
・岩や根っこ、泥の路面に不安を感じる人
・濡れた場面でも安定した走りを求める人
・トレイルラン・登山を安全に楽しみたい人
おすすめチェックリスト:
⬜︎雨でも走ることがある
⬜︎下り坂が苦手
⬜︎グリップが効かない靴に悩んだ経験がある
とっても余談|筆者とvibramソールの出会い
・最初の出会いは第1次アメカジブームの残り火が燻る2000年。
レッドウィングのアウトソールに使用されていることで認識しました。
当時は小学生だったので、憧れの対象でしかありませんでした。
・2度目の出会いは第2次アメカジブームの2010年代初め。
ラッセルモカシンやホワイツブーツに使用されているなかで、社会人だったこともあり購入でき、憧れの中に入れました。
実際にソールの性能を体験したことが印象に残っております。歩道上のグレーチングで滑りましたけどね。
何度もソールを張り替え、かれこれ15年以上の付き合いになります。愛着しかないです。
間違いないプロダクトなのでこれからも長く長く楽しみたいですね。

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