週刊トレグラ|2025年6月1日〜6月8日 


1.ウェアラブル技術がトレイルに進出 – アメリカ

大手ロボット企業Hypershellがナショナル・トレイルズ・デーに30個のHypershell Pro X外骨格装置を30台寄贈。
ウェアラブル技術の利点を自然の奥深くにもたらすまたとない機会のなる可能性。
ソースはこちら➡️NEWYORKPOST(2025年6月6日)

詳細な製品レビューは Gizmodo Japan の記事「ハイキングしても全然疲れない外骨格『Hypershell Pro X』」(2025年4月2日)にあります。
ソースはこちら➡️GIZMODO(2025年4月2日)

2.Dipsea Race – “子ども優勝の可能性あり”独自のハンディ制が注目 – アメリカ

1905年創設の老舗トレイルレースで、番組制度によって子どもや高齢者にも平等な勝負機会が与えられています。歴史的に8歳や10歳が優勝するなど“逆転ドラマ”が名物です。
ソースはこちら➡️SanFranciscoChronicle(2025年6月5日)

3.奥信濃100 – タレント・井上咲楽さん、初の100 kmトレイルを17時間15分で完走!

6月7日、タレントの井上咲楽さん(25)が、長野県で開催された「奥信濃100」(100 kmトレイルレース)に挑戦し、自身のX(旧Twitter)で「100キロ完走!17時間15分でゴールしました!」と報告しました。
ソースはこちら➡️TBSNEWSDIG(2025年6月8日)

【深掘り】1.ウェアラブル技術がトレイルに進出 – アメリカ

Hypershell Pro Xの製品概要と特徴

項目内容
名称Hypershell Pro X(外骨格エクソスケルトン)
構成軽量フレーム(約2 kg)、腰部バッテリー、AIモーションエンジン、脚用レッグバンド
価格帯約1,000 USD(約15万円程度)(gizmodo.jp)
性能・体重や荷重を最大30 kg補助・脚力最大40%アップ・運動エネルギー消費30%低減

効果と使用場面

疲労軽減と筋力アップ
・トルク機能により、腿・ふくらはぎの負担を軽減し、歩行時のエネルギー消費を30%削減できるとされています 。
・長時間ハイキングしても疲れにくく、テストでは同じルートをもう1周できるほどと報告されています 。

急勾配や険しい地形でのサポート
・登り坂や斜面で特に効果が強く、安全かつ効率的に歩けるよう設計されています 。
・バッテリーは17.5 km相当の持続時間があり、3時間のハイキングでも30〜40%の余裕があります。

シニア層・リハビリ支援
・高齢者やリハビリ中の人の移動支援にも適しており、歩行能力のサポートに向いています 。
・関節や筋力に課題がある人がアウトドア活動を継続できる可能性が高まります。

使用におけるメリットと注意点

メリット
・脚部の疲労が格段に減るため、長距離トレイルや連続登山でもスタミナ維持が可能。
・重い荷物の持ち運びやブラシ除去・トレイル整備作業にも力を発揮。
・AIがユーザーの歩き方を学習し、動きに最適に追従 。

注意点
・座位が取りにくく、腰回りのバッテリーパックで尾骨に圧迫感が出るケースもある 。
・トルクの設定が強すぎると動きすぎる感覚があり、慣れが必要 。
・バッテリーの扱いと防水性能(IP54)に注意。非常時や極端な気象状況では影響可能性あり 。

トレイルイベントでの使用メリット

スタッフ・ボランティアの作業効率向上
 重い資材運搬や斜面での整備作業などに力を発揮。

・シニア・障がい者の参加促進
 通常は参加が難しい人たちも、装着することで現場で力を発揮できる。

・注目度・話題性の創出
 先進技術の導入はメディアやスポンサーへのアピールになる。

まとめ

Hypershell Pro Xは、「歩く力を助けながら、疲労感を抑え、脚力を強化する」アウトドア用外骨格になります。
トレイル整備やイベント運営に関わる人々にとっては、作業効率の向上と参加のハードルを下げる意味で非常に有用なツールとなり得ます。


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